
photo by P.O. https://www.youtube.com/channel/UCAsh8YGJyhnRW4v629R-AeQ
■東京マルイの次世代電動ガンURG-I SOPMOD BLOCK3
2019年からアメリカ陸軍特殊部隊「グリーンベレー」が使用している、14インチの最新型アッパーレシーバー(URG-I)を搭載したモデルが、次世代電動ガンにラインナップ!
本物を採寸して独特の形状を再現したハンドガードをはじめ、URG-Iならではの仕様を追求したこだわりのモデルです。
DDタイプURG-I専用ガスブロックや、ガバメントバレル、アンビ・チャージングハンドルなども忠実に再現。
新設計のバックアップサイトや、URG-I専用の新色タンカラーストックなど嬉しい新要素も有り、SMR MK16 M-LOK DDCには幅20mm(ピカティニー規格)のレイルが3・5・7スロットの3種が付属します。
スリムなM-LOKハンドガードにアンビ仕様のチャージングハンドルを装備。
最新のトレンドが凝縮されたかのようなカスタムスタイルを次世代電動ガンで楽しめます。


SPEC
全長 825 mm / 900 mm
銃身長 275 mm
重量 3,235 g
動力源 SOPMODバッテリー
装弾数 82 発

さてURG-I……また新しいM4!何が違うのか全く分からねぇぜ!という方の為のうんちくコーナー。
まずSOPMOD Block3とある通り、SOPMOD計画の第三弾という位置づけになります。
SOPMOD(Special Operations Peculiar Modification)というのは特殊作戦専用改修の事で、簡単に言うと特殊部隊個人の好みや任務の内容に合わせてM4を便利に使いやすくしようという話。

進行と管理は海軍のクレーン師団が担当。
NAVSEA(Naval Sea Systems Command):海軍海洋システムコマンド 傘下の、8つあるNSWC(Naval Surface Warfare Center):海軍海上戦センター の一つである、Crane Division:クレーン師団 です。
所在地はインディアナ州ブルーミントンの南西約25マイル。海軍兵站局の初代長官ウィリアム・M・クレーンにちなんでクレーンと名付けられました。
開発やサポート業務がメインで、艦隊の保守と近代化、レーダーや電子戦システムの開発・メンテナンス等を担当。
戦略的任務、電子戦、遠征戦の3つに重点が置かれ、遠征戦の特別な弾薬と武器にSCAR(SOF Combat Assault Rifle)の開発・維持を含みます。
いわゆるクレーンストックやCQB-Rを開発したことで有名。
■SOPMODについて

・Block1
90年代中期に登場したBlock1は、KAC(Knight's Armament Co.)のRIS(rail integration system) 後にRAS(Rail Adaptor System) ハンドガードを中心に、Aimpoint M68(M2の事)や、TrijiconのACOG、AN/PEQ-2などを含むアクセサリーキットとして支給されました。
アフガニスタン紛争やイラク戦争で使用され、メディアにも多数登場したことから、現在でも高い人気があります。
東京マルイの次世代電動ガンでいうとSOPMOD M4が相当。
扱いやすいサイズと完熟のシステムでカスタムベースとしても人気があります。

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・Block1.5
下記Block2に含まれるRIS IIの選定が他のアクセサリーよりも遅れていたことで、段階的交換としてEOTech553やInsight Technology M3X及びM6Xなどが2000年頃から支給されます。

・Block2
2007年頃から登場したBlock2は、Daniel Defense製 RIS IIを中心に、EOTech XPS3-0、同G33にAN/PEQ-15といったアクセサリーを内包しています。
バレルに負荷のかからないフリーフロート式のハンドガードにより高い命中精度を確保。このURG(Upper Receiver Group) RIS IIを装着したM4全般が広義の意味でMk18 Mod.1と呼ばれます。
レシーバーにガッチリ固定されたフリーフロート式は、エアガンの場合でも剛性が高くなる恩恵があり、現在主流のスタイルになっています。

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・Block3 URG-I (Upper Receiver Group - Improved)
実際にはBlock2のアッパーだけを交換するURGなのですが、非公式に「SOPMOD Block 3」と呼ばれています。
なぜ非公式かと言うと、Block1/2を担当していたクレーン師団ではなく、USASOC(United States Army Special Operations Command:アメリカ陸軍特殊作戦コマンド) が組み立てを行う予定で、陸軍のみの使用となる可能性があるから、との事。
・Geissele製 SMR (Super Modular Rail) Mk16 M-LOK 13.5" DDC
・Geissele製 ACH(Airborne Charging Handle)
・DanielDefense製 14.5インチバレル
・DanielDefense製 Mk12ガスブロック
・Surefire製FH556-RCフラッシュハイダー
・Geissele製 Super Select-Fire Trigger
・H2バッファー
最新のトレンドを凝縮したかのようなM-LOKハンドガードをはじめ、東京マルイの電動ガンでは初となるアンビチャージングハンドルの装備や、専用ガスブロック、新型BUISなど嬉しい追加要素が満載です。

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■Geissele Automatics(ガイズリー)について
競技用カスタムトリガーから始まったアメリカ ペンシルバニア州のパーツメーカー。
2004年にAR15のカスタムトリガーのメーカーとして設立。光学マウントなども手掛ける、どちらかというとスピードマッチシューター向けのメーカーでしたが、2005年に国防総省からのリクエストでSSF(Super Select-Fire)トリガーを設計。テストの結果、特殊部隊向けM4カービンのトリガーとして採用されます。
ハンドガード製造への参入は2011年からと後発ではあるものの、その仕上がりは多くのユーザーに支持され、特殊部隊用のHK416用 SMR HKに続いてM4用のSMR Mk16が採用される栄光を手にします。
また、各種光学機器のマウントパーツも手がけており、特殊部隊での使用が確認されています。
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■M-LOK(エムロック)について
MAGPULが旧MOEシステムをベースに開発したモジュラーレールシステムの規格。実はMAGPUL LockではなくModular Lockの略。
従来の20mmレールがずらりと並んだレールシステムは、オプション拡張の合理性と汎用性から広く普及しましたが、レイルが大きくせり出し重く嵩張るというデメリットを持っていました。
VLTOR考案で、Noveskeと提携して開発されたKeyModはスロットにナットを挿し込んで固定する方法を取ることで、大幅に軽量化・コンパクトなシステムを実現。
KeyMod仕様のKnight's URX4は、拡張性を確保しながらも細身・軽量で握りやすいハンドガードとして、以降のAR用ハンドガードのデザインに多大な影響を与えます。
2017年のNSWCクレーンによる評価試験で、M-LOKの方がKeyModよりも精度や耐久性に優れるという結果がUSSOCOMに提出されました。
翌年にはカービンレングスよりミッドレングスの方が耐用年数の向上を示す試験結果が出た事でUSACOCによるURGの仕様が固まったようです。
■オススメアイテム
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