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GATEのTITAN。
何かスゴイらしい、とは聞くけど何がどうスゴイのかよく分らない。
そもそも電子トリガーって何なの?という話で、普通の電動ガンのトリガーの話から初めましょう。
まず普通の電動ガンのトリガーというのが、銀色のパーツ(スイッチ端子)を直接引っ付ける事で通電する、ぶっちゃけかなり原始的なスイッチなんですね。
こいつの問題点は引っ付いたり離れたりする時にバチバチ火花が飛ぶ事です。

このバチバチが高温なので、銀色のパーツはもちろん、近くにある樹脂製のセレクタープレートが溶けたりするワケです。
いきなりダメになったりはしないのですが、ジリジリと焼けて消耗していくので「スイッチ焼け」と呼ばれています。
CQBでセミオートを連打するような状況で、レスポンスを求めて高ボルト(V)のバッテリーを使うと、それはもうバチバチ祭りというヤツで端子の寿命がゴリゴリ減っていきます。
昨今のセミオート主体のサバゲーには不向きで、時代に合っているとは言えませんが、物理的に通電しなくなるので、安価で安全というメリットはあります。

で、このスイッチ焼けを何とかしようというのでFETを使い始めました。
FETは電流を制御するトランジスタで、これを用いたスイッチング回路全般をFETデバイスとかFETスイッチと言います。
MOSFETは構成に酸化シリコンという絶縁物が加わったもので、まぁちょっと上等になった程度の認識でOKです。
このFETをバッテリー〜モーター間にかまして直結状態にします。
銀色のスイッチ端子は「FETのON/OFF」をするだけの部品になり、ノーマルの1/100000程度の負荷しかかからなくなります。
これがFETによるスイッチ焼け対策ですが、濡れたり高温になったりしてFETが壊れると、直結状態なのでバッテリーを外さない限りフルオートで撃ちっぱなしになります。
これは流石にデンジャラスなので、破損防止の保護回路が必要です。
スイッチアッセンブリを小さなマイクロスイッチにする事で、ゴッソリ空いたスペースに基板を収納します。
これが世にいう電子トリガーです。
基板を入れるんだったら色々出来ちゃうなーというアレで、3点バースト出来るようにしたり、センサーと組み合わせてセミオートのレスポンスを良くしたり出来るようになりました。
海外メーカーで最初から電子トリガー搭載!とか言ってるのは大体コレです。

コレで安心、もう大丈夫、とならなかったのがGATEで、小さなマイクロスイッチという見た目通り「弱い部品」に替わって光センサーを採用しました。
物理的にスイッチを押すのではなく、トリガーの上にある部品の位置=トリガーが今どれぐらい引かれてるのかを光センサーで感知する事でON/OFFを制御します。
ギアの位置も光センサー、セレクタープレートの位置も光センサーで感知。
物理的に摩耗する部分を排除した事で、こと電気系統に関してはパーツの摩耗による性能の低下・破損が起きなくなったワケです。
この光センサーにより、電流量で回転数を制御していた従来のFETモジュールとは異なり、バッテリーの容量に左右されない正確な制御が可能になりました。
トリガーをどれぐらい引いたら発射されるかを自由に設定できたり、ステアーAUGのように浅く引いたらセミ、深く引いたらフルオート、という設定(2ステージトリガー)も可能。
・アクティブブレーキとプリコッキングによる圧倒的なレスポンス!
・光センサーにより、物理スイッチの破損リスクを完全に排除!
・自己診断機能や、電子ヒューズ、バッテリー保護回路を搭載しており、安全性もバッチリ!

ACTIVE BRAKE(アクティブブレーキ):通常の電動ガンでは、射撃停止後でモーターは即座に停止せずに惰性で回転していますが、トリガースイッチが離れた瞬間にモーターに逆回転の電流を流すことで、惰性による回転を強制的に止める機能です。
スプリングやバッテリーの違いでプリコック位置からオーバーランした結果2点バーストになってしまうような状況を回避できます。


PRE-COCKING(プリコッキング):ピストンを引いた状態で待機させる機能。
通常の動作であれば弾を撃った後のピストン位置は一定では無くバラバラです。 このピストン位置をセンサーで感知して、ピストン後退位置までモーターを回す制御を行います。
エアコッキングガンで言うところのコッキング済みの状態になるので、トリガーを引くと即座に発射される事になります。
ギアセンサーにより、どの位置でサイクルが終了がするかを正確に検知しているので、オートモードで自動判断してくれます。


TRIGGER SENSITIVITY ADJUSTMENT(トリガー感度調整):5つのトリガーセンサーにより、トリガー感度の調整が可能です。
トリガーの位置を光センサーで感知する事により、浅く引くとセミオート/深く引くとフルオートのような2ステージトリガー(AUGモード)設定も可能。


CONFIGURABLE FIRE SELECTOR(セレクター設定):2つのセレクターセンサーにより、セミ・フル・バーストを自由に設定できます。
また、バースト時に何発撃つか2〜10発の間で自由に設定できます。

ROF(Rate Of Fire)(レートオブファイア):銃の発射速度の事。
通常、強力なバッテリーを使用すると発射速度が上がりますが、TITANではオンとオフの一定周期を作り、オンの時間幅を変化させるPWM(Pulse Width Modulation)制御によってリアルな発射間隔を得る事が出来ます。


SMART FUSE(スマートヒューズ):泥や砕けたBB弾など、何らかの要因でエアソフトガンが詰まった場合、モーターやバッテリーを損傷から守る機能。
正確な電流センサーを搭載した電子ヒューズにより、電流、電圧、温度を組み合わせて測定することで、安全性を確保。
オーバーヒート、オーバーロード、ショートからMOSFETを保護します。


BATTERY PROTECTION(バッテリー保護回路):バッテリーの過放電に対する保護。
バッテリーの電圧を監視して、電圧が危険なレベルまで下がると自動的に停止します。
また、バッテリーの電圧があらかじめ設定した値まで下がると、一定時間ごとにモーターが振動して知らせてくれるローバッテリー警告機能も搭載。


DEANS-T READY(T型コネクター仕様):定格50Aと通電効率に優れたTコネクタ(ディーンズコネクタ)を採用。発熱を抑え、レスポンス・サイクルアップに貢献します。
バージョンアップによりタミヤミニコネクターも使用できるようになりました。
※USB-LinkおよびBlu-Linkとの接続はT型のみとなります。
ディーンズ:W.S.Deans社のウルトラプラグおよびその類似品を指します。 T字に配置された端子の形状から2PコネクタやT型コネクタとも呼ばれ、通電性に優れ、摩耗や変形に強い特徴があります。
従来の電子トリガーと比べて、一つ上の世界に行ける。それがGATEの電子トリガーユニット TITANとASTERです。

ポーランドのクラクフに本社を置くGATE社は、2009年以来最も革新的な電動ガン用基盤の設計や製造を行っています。
GATE社製の製品は60ヶ国以上で販売され、最新技術の電子回路及び高品質電子部品等の採用により高い信頼を得ています。
GATE社のTITANシリーズ及びASTERシリーズは今もなおソフトウェアのアップデートが続けられており常に不具合の修正や新機能の追加など進化しています。

アナログ式電動ガンのトリガーを電子トリガーに変換し、俊敏なトリガーレスポンスを手に入れることが出来るドロップインモジュールです。
●今まであった電子トリガー基盤
今ある電子トリガーで採用されているマイクロスイッチは物理的に動作を感知するため摩耗や分解・組み立て時に壊れやすいという問題がありました。
また、ピストンを後退状態で停止・保持しセミオートのレスポンスを向上させるプリコックと言う機能も、動作停止を遅延させてピストンの位置をコントロールするという単純な物でした。
この場合バッテリーの容量や残量の差で停止位置が変わり、最適なレスポンスを求めるには常に充電したてのバッテリーを用意しておかなければなりません。
●TITANの特徴
TITANではトリガーやセクターギアの感知に非接触型の光学センサーを使用するため、動作機構が基盤に影響を与える事がありません。これにより摩耗や破損による問題が解決されました。
物理的なスイッチとは違い光学センサーがトリガーの位置を感知しているので、撃発ポジションを任意の位置に設定できるようになっているのもTITANの特徴です。
ユニークな機能として、トリガーを浅く押すとセミやバーストになり、更に深く押し込むとバーストやフルオートになる2ステージモードがあります。
またオートプリコックシステムはセクターギアの歯を1枚ずつ感知しているためバッテリーの残容量やピストンの停止位置を自動的に検出し最適なプリコックを行います。
セレクターも通常は『セーフティ‐セミ‐フルオート』ですが、『セーフティ‐セミ‐セミ』や『セーフティ‐セミ‐バースト』など様々なセッティングができます。
またセミオート時にスイッチがOFFになってもモーターが惰性で回り、1トリガーで2回動作してしまうことがありますが、モーターにブレーキをかけることにより抑制する機能があります。
ブレーキ自体ON・OFF設定やブレーキの強弱は自由に変えることが可能です。
初期設定やこれらの一部セッティングを行うのにUSB-LinkやBlu-LinkとGATEControlStationアプリを導入したパソコンやスマートフォンで設定する必要があります。
アプリは公式ホームページで取得することが可能です。(URL: https://www.gatee.eu/software/gcs)
今までのほとんどの電子トリガーは、設定の際にセレクターやトリガーの長押しなどの操作が必要で分かりにくかったのですが、このアプリを使用することで細かい設定もでき、電子トリガーになれていない人でも簡単に使用できます。
その他にもバーストモード、発射速度の調整、電子ヒューズやバッテリー電圧低下時の警告や動作を停止する機能、メカボックス内の診断やエラー時の警告等、その他様々な機能を有しユーザーに対し高い信頼性を提供しています。
TITANには高品質な製品を提供するため1つずつシリアルナンバーが付いており、公式ホームページの専用フォームからシリアルナンバーと紐付けすることによってファームウェアを有料でアップグレード(BASICからADVANCED、EXPERTに、ADVANCEDからEXPERTに変更できます。)できたり、ADVANCEDやEXPERTでは公式ランキングにも載せることができます。
TITAN V2

TITAN V2はスタンダードM4やMP5等の様々なバージョン2タイプのメカボックスに対応し、5つのトリガーセンサーにより、トリガーを引いてから発射を検知するまで距離を5段階で設定する事が出来ます。
TITAN V2はトリガーに5つ、セクターギアに1つ、セレクターに2つの計8つのセンサーがついています。
セクターギアのセンサーは様々なギアに対応し、ノーマルのセクターギア以外に13:1のハイスピードタイプや100:300のようなロースピードタイプ(32:1やBOLTの電動ガンに使用されているセクターギアのようにピストン側の歯とスパーギア側の歯が同じ高さの物は使用できません)、A&KのSR25のような19枚歯や、DSG(デュアルセクターギアやダブルセクターギア)と言ったセクターギアが1回転するとピストンを2回引ける特殊な物まで対応しています。

このセンサーはセクターギアのピストンに当たる歯を1枚ずつ感知しているため細かなセッティングが可能となっており、プリコッキングや回転数の制御が可能となっています。(上の画像にあるように四角形のものがセンサーですが片方が送信でもう1つが受信側です。)
トリガーは5つのセンサーで位置を感知して、撃発ポジションを5段階で設定でき好みに合ったフィーリングを実現しています。
また少し押すとセミオートで撃発しさらに深く押し込むとフルオートやバーストになる2ステージモードと言った機能も使用することができます。

普段ではトリガーを押し込みトリガーが元の位置に戻ることによってもう一度撃発することが可能ですが、ADVANCEDやEXPERTでは最後まで戻すことなく1〜2段階目のセンサーの位置に戻しもう一度押し込むことによって撃発できるイコライザーと言うレスポンス重視の方に最適な機能もあります。

セレクタープレートの調整もほとんど必要なく、アプリに従ってセレクターキャリブレーションを行うことで簡単に設定が可能です。

センサーが3つあるように見えますが2つが受信側と残り1つが送信側になります。
このような高品質のセンサーとアプリケーションによってセレクターポジションの誤動作がありません。

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TITAN V3

TITAN V3はAKやG36などのバージョン3メカボックスを搭載する様々な電動ガンに対応しています。
基本的な性能はTITAN V2と同じですが新たに搭載されたトリガーの近接センサーは最大で250段階の感度設定が可能でより細かなトリガーの反応位置を設定することができます。
セクターギアの感知方法もTITAN V2と同じでセクターギアの歯を一枚ずつ感知しています。ノーマルギアからハイスピードギアや一部のロースピードギア、DSGと言った種類のギアを使用することが可能になります。
トリガーのセンサーは1つの特殊なセンサーにより250段階で設定できるようになりました。
ユーザー一人ひとりに合った最適な撃発ポジションを設定することが可能になり、より良いフィーリングを提供します。

またTITAN V2と同じでトリガーの2ステージモードの設定もでき、今までできなかったステアーの電子トリガー化も可能になりました。
こちらもセミオートやバースト・フルオートの撃発ポジションを任意に設定ができます。
その他にもイコライザーの機能も使用できますのでレスポンスのより良い銃に仕上がります。

セレクターもAKやG36 では各メーカーでポジションが微妙に変わりますが、約150段階で調整ができますので誤動作しにくくなっています。
そのほかにもセレクタープレートが存在しないステアーにも使用が可能で、上記で述べた通りトリガーの押し込みの調整でセミ、オートが撃発できるようになります。


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TITAN V2 NGRS

TITAN V2 NGRSは東京マルイ製次世代電動ガンシリーズのNew Ver.2メカボックス搭載の機種に対応しています。
TITAN V2 NGRSに搭載された第3世代トリガ―センサーは、トリガーの1ミリの動きに対して50の感度調整を行う事が出来る精度を有しており、最大で460段階の感度設定が可能です。
またボルトキャッチのセンサーも追加されておりこの機構の設定も可能です。
次世代電動ガンのセクターギアはピストン側とスパー側の歯が同じ高さにあります。よってTITAN V2と同じ方式は使用できませんでした。
しかしセンサーを2つにしてセクターギアのスパー側の歯とピストン側の歯を別々に感知することによって次世代電動ガン用のセクターギアでも使用することができるようになりました。
DSGと言った特殊なギアは使用できませんが、ピストン側とスパー側の歯の高さが同じであればダブルトルクタイプなどのギアも使用することができます。


トリガーのセンサーは1つの特殊なセンサーを搭載しており感度が最大460段階になり細かい調整できます。
こちらも機能はTITAN V2と同じで2ステージ機能やイコライザー等があります。

セレクターのセンサーも約150段階で調整でき180°回して使用するM4タイプだけでなくSCARのようなタイプのセレクターも使用できます。(SCARはストックにバッテリーを入れますが前配線用のTITAN NGRSになります。)
次世代電動ガンの特徴であるボルトストップのセンサーも付いており、この機能も使用できます。
こちらも物理的なスイッチでなく光学センサーになっていますので物理的な破損が少なくこの機能が不必要なならばアプリケーションで設定が可能です。

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ASTERシリーズはTITANシリーズの弟分のような存在であり、TITANシリーズよりも低価格で最大限の信頼性を実現するように設計されています。
TITANシリーズでは初期設定のためにUSB-LinkやBlu-Linkが必須でしたが、ASTERは初期設定をトリガーとセレクターのみで行う事が出来るため(一部機種は非対応)高いコストパフォーマンスを提供します。
更に、今までのTITANシリーズには無かったバッテリーの逆接続に対する保護やギアの検知方法をセクターギアのカットオフカムを感知する方式に変更された事によりTITAN V2及びV3では使用出来なかったハイトルクタイプ(32:1のようなピストン側とスパー側の歯の高さが同じもの)のギアを使用する事が可能となる等、ユーザーにより様々な選択肢を提供することができる様になりました。
そしてTITANシリーズと同様に全ての動作を感知するためのセンサーに光学センサーを搭載する事で動作機構が基盤自体に与える物理的なダメージをなくすことでより高い耐久性を保持しています。
ASTER V2

ASTER V2はスタンダードM4やMP5などのバージョン2メカボックスを搭載する電動ガンに対応しTITAN V2では大幅な加工を必要としていたKRYTAC製メカボックスに少しの加工で組み込めるよう設計されるなど、幅広い機種に対応しています。
更にトリガーのセンサーは近接センサーに更新され最大250段階のトリガ−の反応位置を設定する事が出来ます。
ASTERはセクターギアの感知にカットオフレバーを動作させるカムを使用し、カム独特の凹凸の差を利用して検出します。
この感知方法により、今までと同様にノーマルやDSGなどはもちろんのこと、今まで使用できなかった32:1のハイトルク型のようなピストン側とスパー側の歯が一体となったギアも使用できるようになりました。


トリガーのセンサーも最大250段階ありTITAN V2と比べより詳細な設定が可能になっています。
また、初期設定や簡単なセッティングがトリガーとセレクターでできるのも特徴で、LEDと振動で設定の変更が分かりやすくなっています。LEDはトリガーの隙間から見えますのでゲーム中でも視覚的に設定の変更ができます。

セレクターのセンサーもTITAN V2と同じで2つ付いています。機能も同じなので設定も簡単にできます。

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ASTER V3

ASTER V3はAKやG36などのバージョン3メカボックスを搭載する電動ガンに対応しており、AKやG36であればセレクターとトリガーでの初期設定が可能になります。
TITAN V3にて搭載されていたのと同じ近接トリガーセンサーですが、より高性能な近接センサーを搭載する事で最大315段階の驚異的な性能をより低価格で実現しています。
ASTER V2と同じセクターギアのカムを感知して動作させますので今まで使用できなかった32:1のハイトルク型のようなピストン側とスパー側の歯が一体となったギアも使用できます。
その為、今まで使用できなかった次世代電動ガンのAK74(ボルトストップの機能があるAK47やG36は使用できません。)もメカボックスやセレクタープレートに多少の加工を施すことで使用できるようになります。

トリガーのセンサーもTITANと同じですが、さらに感度が上がり最大315段階で調整が可能です。こちらもTITANと同じ機能が使用できる為、セレクタープレートがないステアーにも使用できます。
ASTER V2と同じトリガーとセレクターで設定の変更ができ、振動とLEDで分かりやすくなっています。
基盤に立っているように付いているのが設定確認用のLEDになります。

セレクターのセンサーもTITAN V3と同じなので各メーカーのAKやG36の他にも上記で述べているようにセレクタープレートがないステアーも使用できます。

ASTER V3はコチラ!!
●TITAN及びASTERのファームウェアエディションについて
TITANシリーズとASTERシリーズにはそれぞれ「BASIC」「ADVANCED」「EXPERT」の3つのファームウェアエディションが存在しファームウェアごとに設定可能な項目が変わり、BASICよりもADVANCEDの方がより細かな設定を行う事が可能になります。
例えばBASICではオートプリコックの設定を1段階しか設定できないのに対しADVANCEDでは3段階に設定する事が出来る様になるなど、お客様にあったエディションを選択する事が出来ます。
これらのデバイスのアップグレードは公式ホームページにて行うことができます。
その際にはデバイスやパッケージに貼られているシリアルナンバーが必要になります。(公式HP https://gatee.eu/upgrade.php)
BASIC
ファームウェアエディションの中で最もシンプルで低価格なバージョンです。
セレクターモードが4パターンのみだったり、バーストも3点と5点バーストのみなど制限がありますが細かな設定が必要になった場合、ADVANCEDやEXPERTにアップグレードする事が出来ます。
ADVANCED
BASICよりも多彩な機能や細かな設定か可能となり、セレクターモードが各セレクターポジションに設定ができるようになります。またバーストもより細かな設定ができます。
その他の使用できなかった機能を使う事が出来る様になり、トリガーレスポンスやデバイスの温度などの統計情報とGATE社の世界ランキングにアクセスする事が可能になります。
EXPERT
経験豊富でTITANの性能を最大限に引き出したい方にお勧めで細かな設定とオプションを使い分ける事でより厳しい要求のセッティングにも対応する事が出来ます。
ファームウェアエディションごとの設定可能項目の違いは下記の表をご覧ください。

※公式URLはこちら https://www.gatee.eu/software/gbu-and-expert
●GATE製品用オプション
ASTER V2専用 クァンタムトリガー
ASTER V2専用クァンタムトリガーは通常トリガー使用時の250段階の調整幅が最大470段階まで格段に引き上げられ、トリガーの1ミリの動きに対し60段階のトリガー感度を設定する事が出来るようになり、より繊細なトリガーの反応位置の調整が可能になります。
TITAN&ASTER用Linkデバイス
USB-Link及びBlu-Linkは各種対応のPCやスマートフォンに接続する為に使用する事ができ、GATE ControlStationアプリと連携して使用する事でTITANまたはASTERの機能と設定を全て使用する事が出来る様になります。
更にGATE ControlStationアプリを介してファームウェアの更新やアップグレードを行う事も可能となります。
USB-Link
PC、Mac及びAndrond OS搭載機器に対応し、有線接続にてTITAN及びASTERを接続出来ます。LEDによって各機器に接続されているかなどの状態を確認する事が出来ます。
Blue-Link
IOS搭載のIPhoneとAndroidスマートフォンに対応しており、GATE ControlStationアプリを介してASTERやTITANにワイヤレスで接続する事ができ、最新のBluetooth5.0技術を採用しています。
Blu-Linkはデータ転送モードと射撃モードをアプリにて切り替える事が出来るためUSB-Linkでは動作確認のたびにバッテリーを再度接続し直す必要がありましたがBlu-Linkではその必要はありません。
更にBlu-LinkとTITANまたはASTERの間のワイヤーの短絡、またはその他のシステム障害の場合にバッテリーを保護します
FIRSTカスタム トリガー詰め加工
GATE社のTITAN及びASTERシリーズは、精密な光学センサーによりトリガーの位置を感知しているため、トリガーのストロークを物理的に短くすることができます。これにより、引きやすく連射を行いやすくすることができレスポンスがよくなります。
そして、今までQ.T.S.に対応していなかったAKやG36と言ったバージョン3メカボックス搭載機種にもトリガー詰め加工を施す事が可能なためより自分好みの電動ガンにカスタムする事が出来ます。
●今までのショートストローク加工
今までにあったQ.T.S.加工はトリガーに詰め物を貼ることで、トリガーとメカボックスの間のスペースを埋めストロークの長さを調整する加工を行い、内部の機械式スイッチ部にもベースの接点と稼働する側の接点同士を近づける加工を行ったうえで、スイッチ接点の保護にFETとSBDを使用し接点の摩耗を防止しています。
●TITAN・ASTER組込み時のトリガー詰め加工
TITAN及びASTERではスイッチの機構にセンサーを使用しているため、スイッチの摩耗等が発生する事が無くなり、更にトリガーをスイッチのリセット位置まで戻す必要が無いため、より短いストロークまでトリガーを詰める事が出来る様になりました。
TITAN及びASTERの光学センサーはトリガーの位置情報を感知し自由な発射位置を設定出来るので、任意の位置をトリガーの初期位置にし、そこから更にトリガーを引く事で発射させるという機械式スイッチでは難しい様なトリガーセッティングも行なう事が出来ます。
○TITAN V2をスタンダードM4に組み込んだ時のトリガー詰め加工

TITAN V2のトリガーセンサーは5段階のトリガー進度を感知しています。画像の赤丸の部分が5つのセンサーになっており、このセンサーの上をトリガーが通過した時にトリガーがセンサーの位置まで進んだことを感知しています。
FIRST トリガー詰め加工では、トリガーとメカボックスの間に詰め物を張ることによりトリガーストロークを調整。センサーが反応する部分を加工し、適切にセンサーが反応するように加工します。

TITAN V2の場合FIRSTトリガー詰め加工を行うと、トリガーセンサーにて1段階目の感知が行われたタイミングで動作するようになるため、5段階の位置調整等の設定は使用できなくなります。
ASTRE V2でも同様の加工を行いますので、トリガーのストロークに関してはTITAN V2トリガー詰め加工と同様になります。
センサーの調整範囲はメカボックス及びトリガー形状によって異なるため、すべてのトリガー詰め加工が同一の調整範囲にならないことがあります。
○TITAN V3をスタンダードAK47に組み込んだ時のトリガー詰め加工

TITAN V3及びASTER V3は右画像の赤丸の部分が近接センサーとなっており、トリガーと連動するパーツがセンサーに近づくことによりトリガーの位置を感知しています。
TITAN V3及びASTER V3に対してのトリガー詰め加工は機種によってトリガーの形状が異なるため、すべて同一の加工を施すわけではありませんが、基本的にはトリガーとメカボックスとの間に詰め物を張ることでトリガーのストロークを調整します。

画像はAK47スタンダード電動ガンに対してのトリガー詰め加工を行った例でトリガーに穴をあけ、イモネジを立てることでストロークを調整します。
TITAN V3とASTER V3のトリガー詰め加工では施工機種やトリガー形状によって調整範囲が異なるため、すべてのトリガー詰め加工が同一の調整範囲にならないことがあります。
GATE製品 組込み済みカスタム
TITAN組込み済みカスタムはコチラ!! ASTER組込み済みカスタムはコチラ!!
【講座】FETとスイッチの話