カスタムガン研究所
カスタムガン 実力チェックあなたのカスタムガンのポテンシャルは!?
ハイサイクルは給弾が重要です

市販のカスタムパーツの充実で、比較的誰にでも簡単に電動ガンのカスタムが可能となったことは非常に喜ばしいことです。そのことによってホビーとしての楽しみの幅は広がり、個人、ショップを問わず多くの方がカスタムを手がけるようになっています。
しかしながら、カスタムの内容がより過熱化してきた昨今、カスタム内容の端的な一部にのみ焦点や謳いが集中してしまい、結果としてトータル性能を無視したカスタムが氾濫する要因となったと言えます。特に最近では高速連射<ハイサイクル>に注目が集まっていますが、給弾不良などでそのサイクルを生かしきれていないカスタムガンが多いようです。
いささか堅苦しくなりましたが簡単に言えば次の様な内容のカスタムはどうでしょうか?
- 超高速回転だが給弾しない
- 精度は良いが耐久性に欠ける
この問題点を解消すべくFIRSTテクニカルスタッフが取り入れたのが【音の波形】による給弾チェック方法です。
標的に実際に着弾した際の着弾音をマイクで拾い上げ、コンピューターによってデータ化、周波数の連続波形に置き換えて給弾を確認することで、視覚や感覚だけにとらわれない冷静な分析が可能なのです。
なぜ波形データで確認するのか

実際に計測してみよう
最近では専門誌などで紹介され出しましたが、サイクルのみを計測するのであればセッティングはそれほど困難ではありません。 FIRSTでも簡易的な計測には次のような方法を採用しています。


- 発射位置から3mの距離を取り大き目のダンボールを設置する。 ※後方にはBB段飛散防止の措置を!ただし、着弾音がしないようなものが良い。
- ダンボールのターゲット付近にマイクをセットし着弾音をコンピューターで録音できるようにする。指向性の狭いタイプのマイクを使用すると他の雑音を拾いにくいので波形が分かりやすくなる。
- マイクをセットしたコンピューター上に波形表示ソフトを起動し、WAVファイルを展開します。ここでは【SoundEngine】というフリーソフトを使います。
- 実際にターゲットを撃ち着弾音を録音しWAVファイルとして保存します。WINDOWSならアクセサリのサウンドレコーダーというプログラムを使用してもよいですし、【SoundEngine】をそのまま使用しても録音可能ですが、いずれの場合もマイクやパソコンを撃破しないように注意が必要です。
- 表示された波形をチェックします。前述の様に波形で給弾と発射サイクルを確認します。
波形編集ソフト"Sound Engine"について
ソフトはCycle of 5th社のサイトからダウンロード出来ます。
※"Sound Engine"はCycle of 5th社の提供する、フリーウェアです。